
兼六園には、観光スポットが約30つあり、その中で、多くの観光客が見て回る見どころスポットが25つある。
今回は、25つの有名スポットのうち、下記18つのスポットの体験記を書きたい。
徽軫灯籠、虹橋、霞ヶ池、蓬莱島、唐崎松、雁行橋、七福神山、日本武尊像(ヤマトタケル像)、根上松、龍石、鶺鴒島、山崎山、海石塔、翠滝、栄螺山、虎石、噴水、曲水
目次
徽軫灯籠(ことじとうろう)
徽軫灯籠は、兼六園の中で最も有名なスポットだ。
徽軫灯籠は、楽器の琴の音を調整する琴柱(ことじ)に似せて作られているのだが、本当によく似てる。
徽軫灯籠の足は、片っぽが折れているのだが、不釣り合いなバランスがまたいい味を出しているのだ。
紅葉シーズンにもなれば、徽軫灯籠の周りにはものすごい人が通る。
みんな写真を取るので、写真待ちの列が出来るほどだ。
紅葉シーズンには、徽軫灯籠がよりエレガントに見えるのだ。
虹橋(にじばし)
虹橋は、琴の胴の部分に似せて作られている。
この橋は、戸室石の1枚岩なのだが、美しい曲線を描いたキレイな橋だ。
霞ヶ池(かすみがいけ)
霞ヶ池は、兼六園の中で一番大きな池で、中心的な存在だ。
霞ヶ池があってはじめて徽軫灯籠や唐崎松といった有名スポットが生きるのだ。
霞ヶ池は、その季節や時間帯、場所によって、違う顔を見せてくれるのだ。
蓬莱島(ほうらいじま)
蓬莱島は、霞ヶ池に浮かぶ不老不死の島だ。
特に、紅葉シーズンはキレイで、どの角度から見ても美しい紅葉が見れるのだ。
唐崎松(からさきまつ)
唐崎松は、琵琶湖にあった松のタネを取り寄せ、藩主が育てたものだ。
雄大でとても強い。
毎年11月に入ると、雪で折れないよう雪吊り(ゆきづり)が行われるのだが、これもまた美しい。
雁行橋(がんとうばし)
雁行橋は、雁(がん)という鳥が飛んでいる姿に見えることから、この名前が名付けられた。
石川県には、雁がよく飛んでいて、雁行橋のように、Yの字を描いて飛んでいるのだ。
七福神山(しちふくじんやま)
七福神山は、七福神に見立てた7つの自然の石が、配置されている場所だ。
近くで見れないのが残念だが、石に例えてるのがユニークだ。
日本武尊像(ヤマトタケル像)
日本武尊銅像は、明治時代の西南戦争で亡くなった、兵士の慰霊のための作られたものだ。
兼六園のなかで、ひと際目立つ、大きくて迫力ある銅像だ。
根上松(ねあがりまつ)
根上松は、高さ約15メートルで、松の根が露出した大きなクロマツだ。
これは横から撮ったものだが、根がいくつも生えていて、大きく迫力がある。
龍石(りゅうせき)
龍石は、魔よけの石と言われていて、龍に似ていることからその名前が付いている。
龍が灯籠を囲む形になっていて、手前の石が龍の頭だ。
鶺鴒島(せきれいじま)
鶺鴒島は、鶺鴒島は、人生の三大儀式である誕生・結婚・死を表している島だ。
右にある石が女性、左にある石が男性を表し、誕生を意味する。
女性と男性を石に例えるというのは、なかなか興味深いし、形も似てるのだ。
山崎山(やまざきやま)
山崎山は、金沢城の防御として作られた総構え(お城の外周を石垣や土などで囲むこと)の跡と言われている。
山頂は、ベンチがあってちょっと一息付ける場所だ。
別名「紅葉山(もみじやま」と言われるだけあって、山頂からの紅葉が美しいのだ。
山崎山は、山頂だけでなく山の麓の紅葉も素晴らしいのだ。
海石塔(かいせきとう)
海石塔は、高さが約4.1メートルの6重の塔だ。
3重塔、5重塔はよくあるのだが、偶数の塔というのは珍しい。
普段は目立たないが、紅葉シーズンには苔のある外観が、まわりの紅葉に溶け込み、渋みのある姿になるのだ。
紅葉に合わせて行われるライトアップ時には、美しく輝くのだ。
翠滝(みどりだき)
翠滝は、高さが約6.6メートルの人口的な滝だ。
翠滝と左右対象に広がる木々が美しい。
翠滝は、紅葉シーズンには、見事な景観を見せてくれるのだ。
栄螺山(さざえやま)
栄螺山は、山頂に上るまでの道が、時計回りにぐるぐるとサザエの殻に似てることから付いた名前だ。
山頂からは、霞ヶ池や唐崎松が見え、とても眺めが良く気持ち良い場所だ。
虎石(とらいし)
虎石は、龍石と同じく魔除けの石だ。
虎に似てなくはないが、どちらか言うと小さなワンちゃんに似てると思うのだ。
噴水(ふんすい)
噴水は、霞ヶ池との高低差を利用し、動力を使わずに水を吹き出している。
自然の力だけとは思えないほど、水の勢いが強くキレイな噴水だ。
曲水(きょくすい)
曲水は、犀川の水を源泉とする、全長11キロメートルの辰巳用水から水を引いたものだ。
自然の川の水というだけあって、かなりキレイだ。
紅葉シーズンには、曲水の水面に紅葉が反射して、より美しい。
キレイな川、曲水も注目ポイントなのだ。
兼六園の有名スポットの詳しい情報は、別ページの兼六園の見どころに記載している。
現在取材:
兼六園、2018年10月20日、10月26日、10月30日、11月7日、11月24日、11月25日、11月30日