
兼六園には、見どころとなる定番スポットの他に、観光客に注目されないマイナーなスポットが、7つあります。
マイナーなスポットは、観光ガイドに載っていない、目立たない場所にあるため、多くの観光客が目に留めないスポットです。
7つのマイナーなスポットは、下記のとおりです。
氷室跡、沈砂池、ラジオ塔、銅像の台座石、松の傷、伯牙断琴の手水鉢、竹根石手水鉢
氷室跡(ひむろあと)
氷室は、冬に積もった雪を保管する場所のことで、当時は、旧暦6月1日(現在の7月1日)に氷室開きを行い、氷室の雪を保冷や氷として利用していたそうです。
沈砂池(ちんさち)
沈砂池は、砂を沈める池で、辰巳用水から流れこんだ水から、砂や大きなゴミなどを取りのぞくき、兼六園に流れる曲水をキレイにする役割を果たしています。
ラジオ塔
ラジオ塔は、ラジオが普及していない時代に、日本放送協会が、公共のラジオ放送を広めるために設置したものです。兼六園のラジオ塔は、木で作られた灯籠型です。
銅像の台座石(どうぞうのだいざいし)
銅像の台座石は、日本武尊銅像を支えていた石の台(台座)で、111年ものあいだ使われていました。台座石は、戸室石(とむろいし)で作られています。
松の傷(まつのきず)
松の傷は、第二次世界大戦の末期に、燃料が不足していた日本軍が、戦闘機を飛ばすため、松の木から油を採取した跡です。
伯牙断琴の手水鉢(はくがだんきんのちょうずばち)
伯牙断琴の手水鉢は、高さ45センチ、直径85センチの円柱型の手水鉢で、金細工の有名な職人、後藤程乗の作です。
竹根石手水鉢(たけねいしちょうずばち)
竹根石手水鉢は、高さ65センチ、直径42センチの化石で、海の百万石と呼ばれた加賀の豪商、銭屋五兵衛が海外から持ち込んだ、と言われています。
現在取材:
・兼六園、2018年10月20日、10月26日、10月30日、11月7日、11月24日、11月25日、11月30日、12月1日、2019年1月2日