山崎山

山崎山は、第2代藩主利常(としつね)の時代に、金沢城の防御として作られた総構え(お城の外周を石垣や土などで囲むこと)の跡と言われています。

山崎山の高さは約9メートル、山頂には、からぶき屋根でベンチがある休憩場所があります。

山崎山の紅葉

紅葉シーズンには、真っ赤で美しいカエデの景色が見れることから、別名「紅葉山(もみじやま)」とも呼ばれています。

御室の塔

山崎山には、登り口が2か所あり、小立野口側から登る途中に、御室の塔(おむろのとう)があります。

御室の塔は、世界遺産の京都の仁和寺(にんわじ)をまねてつくられたもので、一部に青戸室石が使われ、高さは約4.5メートルの5重の塔です。

芭蕉の句碑

御室の塔の反対側の登り口の入り口には、俳句を自然の石に刻んだ、芭蕉の句碑(ばしょうのくひ)があります。

江戸時代の有名な俳人、松尾芭蕉は、1689年(元禄2年)、「奥の細道」の旅の途中で金沢に立ち寄り、夏の暑い時期に、次の俳句を詠みます。

「あかあかと日は難面(つれなく)も秋の風」

「夏の日差しが、あかあかとまぶしいけど、吹いている風は秋を感じさせる」という意味で、この俳句が自然石に彫られています。

現在取材:
・兼六園、2018年10月20日、10月26日、10月30日、11月25日
参考文献:
・村上貢、宇佐美孝 「兼六園」(北國新聞社、2013)