唐崎松

唐崎松は、第13代藩主斉泰(なりやす)が、滋賀県にある琵琶湖の湖畔にあった唐崎松から、タネをとりよせ育てたものです。

琵琶湖の唐崎松は、滋賀県(昔は近江)の素晴らしい8つの景色をえらんだ、「近江八景」の一つに、選ばれていました。

唐崎松の雪吊り

毎年11月に入ると、唐崎松だけでなく、兼六園にある松の木の枝が、雪で折れないように、雪吊り(ゆきづり)が行われます。

兼六園の雪吊りは、「リンゴ吊り」というやり方で、松の木の中心に、「はしら」をたてて、その「はしら」から、松の枝に、放射状になわを張るものです。

兼六園の唐崎松の雪吊りは、冬の訪れをあらわす風物詩として、テレビや新聞などで、紹介されます。

現在取材:
・兼六園、2018年10月20日、10月26日、10月30日、11月7日
参考文献:
・村上貢、宇佐美孝 「兼六園」(北國新聞社、2013)