
瓢池とその周辺は、兼六園のなかで最も古い時代からあり、5代藩主綱紀の時代には蓮池御亭(れんちおちん)と呼ばれ、お茶会などが開かれていました。
瓢池は、瓢の別名である「ひょうたん」に形が似ていることから、この名前が付けられています。
瓢池は、2500平方メートル(760坪)の広さがあり、兼六園では霞ヶ池に次いで、2番目に大きな池です。
瓢池には、大小2つの島(大きい島は人が渡れます)があり、現在陸続きになっている夕顔亭も昔は島になっていました。
この3つの島は、前田家の永遠の繁栄を願い、古代中国にあった、不老不死の島、「神仙島」に似せて作られたものです。
現在取材:
・兼六園、2018年10月20日、10月26日、10月30日、11月25日
参考文献:
・村上貢、宇佐美孝 「兼六園」(北國新聞社、2013)