梅園

梅園は、1968年(昭和43年)に、明治百年記念(元号が明治になってから100年を記念するもの)として全国の梅を集めて作られました。

梅園には、約200本の梅が植えられていて、白梅が約130本、紅梅が約70本あります。
石川県には、梅が見れるスポットがあまりありませんが、兼六園は桜の名所であるとともに、梅の名所でもあります。

園内には、八重寒紅(やえかんこう)、白加賀(しろかが)、摩耶紅梅(まやこうばい)、素心蝋梅(そしんろうばい)、利休梅(りきゅうばい)などが植えられています。

以下に、兼六園の代表的な梅について紹介します。

白加賀

梅園

白加賀は、兼六園に多く植えられている梅で、桜のような白い花が特徴です。

白加賀は、江戸時代から作られているもので、梅干し、梅酒などに向いていると言われています。

摩耶紅梅

梅園

摩耶紅梅は、丸いピンク色が特徴の梅です。

摩耶紅梅も兼六園に多く植えられていて、木の高さが、3メートルから6メートルくらいになり、他の梅とくらべると、遅咲きの花です。

満作

梅園

満作は、万作とも言われ、放射線状に花が開き、細く黄色いのが特徴です。

さほど目立つ梅ではありませんが、花一つ一つがとても美しいです。

現在取材:
・兼六園、2018年10月26日、10月30日、2019年3月24日
参考文献:
・村上貢、宇佐美孝 「兼六園」(北國新聞社、2013)